お金を介さない経済って

アフロ記者として有名な稲垣えみ子さんのAERA (アエラ) 2017年 5/22 号 の記事で「タダ働き」がもたらすものについて書かれたコラムで、ボランティアとして参加する大好きな日本酒のイベントはとても楽しく、時給で雇われたアルバイトならこんな熱気はないだろう、報酬は楽しい時間と友達、というのがあった。この感じすごくよくわかる。

50歳、無職、アフロ女子の「おカネがない快感」

50歳「魂の退社」後に待ち受けていたこと~稲垣えみ子(前編)

「シンプルライフ」という人生もう1つの選択~稲垣えみ子(後編)

    

実感としてもうお金を介さない方が楽しいというのは私も感じている。お金を介したとたん善意とか人の温かさとかそういうものがなくなってしまって、なんだか殺伐とする。1円でもお金を払ったらやって当然みたいな感じ。ブラック企業とか、そういうの。くしくも就活をやめてしまった息子は夢に向かって楽しそうだ。本当にできるのか不安も少しあるけれど。稲垣えみ子さんの生き方はなんだか勇気が出る。

都市を滅ぼせ」を読んでから、お金を介さない新しい経済についてずっと考えている。

独立農民となってみのむし革命を行う覚悟・心構えではいても、いざ切羽詰まらなければ、都市やお金の呪縛から簡単には逃れられそうにない。

新しい時代にはもうお金がいらなくなるとしても、過渡期のこの数年だか数十年だかは、今までのなごりというか最後の大抵抗・断末魔というか今までそれで潤ってきた搾取する側がそう簡単に手放したりできるかどうか。貨幣そのものが農民から作物を収奪する装置そのもの。貨幣経済に組み込まれてしまっている現代のわたしたちはどんどん心も貧しくなって、本当の豊かさを感じることができにくくなってしまっている。

貨幣経済=都市 ならば、いきなりお金、貨幣をなくすのはとても難しいから、エコマネー、地域通貨(限定されたエリアだけで通用するローカルなお金)あたりが過渡期を救ってくれるのかもしれない。老化するお金、ギフト経済というキーワードも新しい何かがありそう。

どうせやるなら苦労や苦渋ではない、楽しくて本当に豊かになる方を選びたい。

 

エンデの遺言

続エンデの遺言

 

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